Modern Physician 34-10 転倒予防 ―これまでとこれから―
武藤芳照 企画編集

2014年発行 B5判 126頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 新たな視点で転倒予防の「これから」を拓く!
 「転倒予防教室」の運用の実際や各医療施設の特質にあわせた転倒リスクアセスメントツールの活用法を、経験豊かな臨床家らが実践に基づき丁寧に解説した。また、これまで見過ごされてきた転倒危険因子や認知症高齢者への対応など、各専門分野からのアドバイスも加えた。
 転倒予防の「これまで」の取り組みをさまざまな角度から読み解くことで「これから」の展望を見出す!
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言(武藤 芳照)
■転倒予防教室の実践と課題
1.総合病院での「転倒予防教室」の実践と課題(岡田知佐子)
2.看護介入としての転倒予防プログラムの実践と課題(泉 キヨ子他)
3.転倒予防のための運動プログラムの効果と限界(金 憲経)
4.転倒予防のためのバランス・トレーニングの科学と効果(田中 敏明)
■転倒リスクのアセスメントツール
1.療養型病院における転倒・転落リスクアセスメントツールの活用と評価(黒柳 律雄)
2.回復期リハビリテーション病棟における転倒リスクアセスメントツール(藤田 正明他)
3.電子化した転倒リスクアセスメントツールと連動した標準転倒予防対策(飯島佐知子他)
4.大学病院におけるデータを用いた転倒・転落対策の取組み(田中 武一他)
5.多因子介入プログラムにつながる入院患者転倒アセスメントツール(白石 浩)
6.転倒リスクアセスメントツールの活用と評価の留意点(征矢野あや子)
■認知症高齢者の転倒予防
1.転倒・骨折と認知症との関連(山岡 朗子)
2.高齢者施設における認知症高齢者の転倒事故:予防策(山田 滋)
3.認知症ケアを介した転倒予防(梅原 里実)
4.認知症高齢者の転倒の特徴と予防対策(鈴木みずえ)
■見過ごされやすい転倒危険因子とその対応
1.特発性正常圧水頭症:手術で転倒予防(石川 正恒)
2.特発性正常圧水頭症の地域リハビリテーション―在宅の質と転倒骨折を考える―(平田 好文他)
3.ビタミンDと転倒(山本 智章)
4.高齢者の睡眠および不眠症の特徴について(秋下 雅弘)
5.睡眠薬の服用(大谷 道輝)
6.前立腺癌のホルモン療法(赤倉功一郎)
■「転倒事故」の責任と予防対策
1.転倒・転落事例分析からみた対策と責任―医療安全の立場から―(川村 治子)
2.法律家からみた転倒事故の責任と予防対策への提言(望月浩一郎)
3.転倒・転落事故はどこまで施設、現場の責任か―マスメディアの立場から―(田辺 功)
■トピックス
1.日本転倒予防学会:研究会10年の歩みとその展望(岡田 真平他)
2.地域における転倒予防の取組み(四月朔日亜沙子他)
3.「地域運動指導員」の育成を介した転倒予防活動の方法と課題―島根県雲南市の事例―(北湯口 純他)
4.地域における多職種連携による転倒予防活動(佐藤 浩二)

■私の処方■
インフルエンザ治療のキーポイント(三木 誠)
慢性神経疾患における便秘治療のエッセンス(永島 隆秀他)
アセトアミノフェン中毒の解毒法(岡本 健)
■診療の秘訣■
アトピー性皮膚炎の汗対策指導(室田 浩之)
妊娠中の片頭痛治療―自らの経験を通して―(渡邉 由佳他)
病原菌と常在菌(定着)の鑑別のキーポイント(三木 誠)
■診療のエッセンス(朔 啓二郎他)
■診断脳を活性化! 画像deクイズ(岡田 英之他)