Modern Physician 30-07 大腸内視鏡診断の進歩
坂本長逸 企画編集

2010年発行 B5判 112頁
定価(本体価格3,000円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
 臨床で一般的に遭遇する炎症性腸疾患と大腸腫瘍性疾患の診断学に関するエッセンスを凝縮した必読の特集。進歩し続ける内視鏡の特性を生かす最良の技術とは何か、それによって得た情報から何を読み取るか。内視鏡診断のエキスパート達による最先端の知識とテクニックを一挙公開。カラー写真も多数掲載、より分かりやすく実践に生かせる一冊です。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】
巻頭言:大腸内視鏡診断の特集にあたって
□炎症性腸疾患診断学の進歩
1.炎症性腸疾患内視鏡診断学の到達点(松井敏幸他)
2.潰瘍性大腸炎内視鏡診断のポイント-画像強調観察の意義も含めて(樫田博史他)
3.潰瘍性大腸炎の病理診断-他の炎症性疾患との鑑別診断を中心に(八尾隆史)
4.潰瘍性大腸炎に対する大腸内視鏡検査によるサーベイランスの今日的意義(西崎 朗)
5.薬剤起因性腸炎の内視鏡診断-NSAIDs起因性腸粘膜傷害とcollagenous colitis(松本主之他)
6.アメーバ性大腸炎の内視鏡診断(岸原輝仁他)
7.感染性腸炎の内視鏡診断(大川清孝他)
8.虚血性大腸炎の内視鏡診断(清水誠治他)
9.腸型ベーチェット病と単純性潰瘍の内視鏡診断-他疾患との鑑別(平田一郎他)
□大腸腫瘍性疾患の内視鏡診断学
1.大腸癌内視鏡診断学の到達点-これまでのoverviewと将来(工藤進英他)
2.大腸表面型腫瘍の内視鏡診断(山野泰穂他)
3.大腸腫瘍拡大内視鏡診断とpit pattern診断学-表面構造の理解と質診断を中心に(有田桂子他)
4.早期大腸癌の深達度診断-その臨床的意義と診療の実際(田中信治他)
5.大腸腫瘍診断学におけるNBI,FICEの意義(佐野 寧他)
6.早期大腸癌の診断学(廣瀬元彦他)
7.早期大腸癌の脈管侵襲,リンパ節微小転移の診断と予後(尾形英生他)
8.colitic cancer/dysplasiaの内視鏡診断(樋田信幸他)

■診療の秘訣■
老衰と判断する前に在宅医療の現場から(太田秀樹)
膝痛を訴える患者には股関節疾患を忘れずに!(阪本桂造)
必殺!? 「さるも聴診器!」(林 寛之)
骨粗鬆症性骨折の見落としを防ぐために(石橋英明)
■私の処方■
骨粗鬆症の処方例(阪本桂造)
要介護認定者におけるリウマチ性多発筋痛症(太田秀樹)
痔核術後に対する乙字湯の効果-患者満足度からの処方(中尾健太郎他)
高齢者運動器障害に対する訪問リハビリテーション(腰塚 裕)
■診療のエッセンス■ (朔 啓二郎他)
■こんなときに依頼したい! 放射線治療■Case 9 (山下英臣)
■知っていると得する神経画像診断ワンポイント■⑥
診断しにくい脳卒中:その2 静脈洞血栓症と硬膜動静脈瘻(菅原千智他)
■大阪腹部超音波研究会報告■
健診で発見された非典型的な肝細胞癌の1例(岡田優子他)
■臨床研究■
十二指腸腺扁平上皮癌の1例(岩室雅也他)