Modern Physician 30-05 感染症up to date ~日常遭遇する感染症への対処法
渡辺 彰 企画編集

2010年発行 B5判 166頁
定価(本体価格5,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
多くの診療科で日常的な感染症診療。症例が多様を極める中で、感染症と疑うべきなのか、自らが診るか否か、緊急で行うべき検査は何か? そんな疑問・迷いを解決するべく、初期対応、感染症制御のあり方、さらに各種感染症の最新情報など、臨床医が知っておきたい感染症の情報を網羅。明日から迷わず対応できる一冊です。
おもな目次▼
【今月のアプローチ】
感染症up to date ~日常遭遇する感染症への対処法~
巻頭言:いま,感染症診療が変わる!(渡辺 彰)
□この感染症の初期対応をどうするか?
1.髄膜炎が疑われたらどうするか?(星野 直)
2.敗血症が疑われたらどうするか?(大野博司)
3.かぜと気道感染-重症化する例を見極める-(比嘉 太)
4.CAP(市中肺炎)の診断と初期治療はどうするか?(古西 満他)
5.HCAP(医療ケア関連肺炎)はCAPやHAPとは対応が異なる(進藤有一郎他)
6.HAP(院内肺炎)への対応は変わってきた(関 雅文他)
7.感染性胃腸炎にどう対応するか?(松永健司他)
8.尿路感染症を重症化・難治化させない初期対処法(濱砂良一他)
9.肝・胆道系感染症が疑われたらどうするか?(加川建弘)
10.皮膚感染症にどう対応するか?(藤本和久)
11.眼科感染症にどう対応するか?(宇野敏彦)
12.耳鼻咽喉科感染症の初期対応(保富宗城他)
13.産婦人科感染症の初期対応(藤原道久)
14.整形外科感染症の初期対応(橋本晋平)
15.歯科・口腔外科領域感染症の初期対応(坂本春生)
16.小児感染症の初期対応(石和田稔彦)
17.高齢者感染症の初期対応(村上啓雄)
□感染制御はどうするのか? この疾患!
1.新型インフルエンザが多発したら?(國島広之)
2.ノロウイルス感染症が発生したら?(石川順一他)
3.麻疹,水痘の例を見たらどうするか?(細矢光亮)
4.MRSAやMDRP感染症例への対処法(戸島洋一)
5.結核が疑われたら何を行い,次はどうするか?(三木 誠)
□感染症診断・治療・予防の進歩
1.尿中抗原検査法の進歩(舘田一博)
2.真菌感染症診断はどうするのか?(吉田耕一郎他)
3.クオンティフェロン検査法の使い方(猪狩英俊)
4.発熱性好中球減少症への対処法(野村憲一)
5.抗感染症薬の高用量投与はなぜ多くなった?(三鴨廣繁他)
6.新型インフルエンザの治療薬(New Anti-influenza agents)(渡辺 彰)
7.肺炎球菌ワクチンとインフルエンザワクチン(川上健司他)
8.非結核性抗酸菌感染症の予後と治療適応(菊地利明)
□感染症のトピックス
1.ジフテリア毒素を産生するコリネバクテリウム感染症(畑中章生他)
2.ペット由来で気をつけるべき感染症(高橋 洋)
3.気をつけるべき輸入真菌症(渡辺 哲他)
4.市中獲得型MRSA感染症(福岡麻美他)
5.整形外科領域におけるバイオフィルム産生菌感染症
  -新規治療法の可能性を中心に-(藤村 茂)
 ■診療の秘訣■
飲酒歴を活かした臨床-毎日飲む人への関わり方-(小林 淳)
高齢者の貧血(宮崎 仁)
HIV感染症を見逃さないために(脇坂達郎)
 ■私の処方■
エピネフリンのさじ加減…Dr. 林のアナフィラキシーショックのABCD(林 寛之)
血圧をちょっと下げたい時の降圧剤選択(平賀裕之)
レストレスレッグス症候群の治療(金子泰之)
手指の手術・外傷後の慢性疼痛(島田幸造)
■こんなときに依頼したい! 放射線治療■Case 7(山下英臣)
■知っていると得する神経画像診断ワンポイント■④
ペンタゴンとニコニコサイン(細矢貴亮)
■大阪腹部超音波研究会報告
造影超音波検査が卵巣軸捻転の診断に有用であった小児奇形腫の1例(綿貫 裕他)