Modern Physician 28-8 慢性腎臓病:CKD最新の診療 早期診断による心・血管障害の予防と腎不全への進展阻止
槇野博史 企画編集

2008年発行 B5判 158頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
実地医家の先生方がCKDの概念を理解できるように、また早期診断・治療ができるようになることを目標に解説。
ガイドラインを基本にしつつ、最新の治療に関する情報を網羅。薬剤との相互作用や尿路結石との合併例など、ピットフォールについても取り上げました。

おもな目次▼
【今月のアプローチ】

□巻頭言
今なぜCKD対策が重要なのか?(槇野博史)
□CKDの疫学(井関邦敏)
□CKDではなぜCVDをきたしやすいのか?(冨田奈留也)
□診 断
1.蛋白尿の意義と検出方法(廣村桂樹)
2.アルブミン尿検出の意義(今田恒夫ほか)
3.腎機能の評価方法(今井圓裕)
4.CKDの新しいバイオマーカー(菅谷 健ほか)
□治療総論
1.CKDの診療指針(安田宜成ほか)
2.蛋白尿の減少の意義と実際(前島洋平ほか)
3.血圧管理/降圧剤(田村功一ほか)
4.心・血管障害の予防からの治療(浦 信行)
5.食事療法;たんぱく質制限は意義があるのか?(菅野義彦ほか)
6.薬剤使用の注意点(伊藤孝史)
□Remissionをめざした治療
1.ネフローゼ症候群(横山 仁)
2.IgA腎症(堀田 修)
3.糖尿病性腎症(荒木信一)
4.血管炎症候群/MPA(斎藤大輔ほか)
□CKDマネイジメント
1.多発性嚢胞腎(乳原善文ほか)
2.尿路結石(伊藤恭典ほか)
3.造影剤による腎障害(松原啓介ほか)
□トピックス
新しい健診システム(特定健診)におけるCKDのマネイジメント(原 茂子)
□かかりつけ医の重要性
1.戦略研究(山縣邦弘ほか)
2.CKD診療における病診連携(磯崎泰介ほか)
3.透析導入のタイミング(西 慎一ほか)

【連  載】

■診療の秘訣■
急性陰嚢症、特に精索捻転症のみかた(永井 敦)
迅速測定機器コバスh232の使用─急性冠症候群・心不全の診断における、血中心筋トロポニンT、NT-proBNP測定の必要性(佐藤幸人ほか)
幻視を認める高齢者の診療(服部英幸)
糖尿病患者とのつきあい方(伊賀千賀子)
吸入薬いろいろ(中野恭幸)

■私の処方■
糖尿病に合併する高血圧の治療(犬飼敏彦)
再発型性器ヘルペスの再発抑制療法(菅生元康)
喘息薬使用の基本(灰田美知子)
発作性心房細動の日内治療と季節治療(渡邉英一)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─刑事責任編■ケース1, 2(日山 亨ほか)

■サルでもわかるSAS講座─今日から始められる身近な生物統計■第8回(大橋 渉)

■書評■
総合診療医のための「子どもの眠り」の基礎知識(神山 潤 著)(大川洋二)