Modern Physician 26-12 軽度認知障害 認知症克服のキーコンセプト
朝田 隆 企画編集

2006年発行 B5判 122頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌

その他執筆者など▼
内容の説明▼
認知症の進行を遅らせるためには、初期の軽度認知障害を発見することが重要です。
そんな軽度認知障害を発見し克服するためのキーコンセプトを、診断・治療といった臨床面からはもちろん、行政や経済といった観点からも探ります。

おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□アルツハイマー型認知症の初期、その前駆状態を中心に
1.診断基準・疫学など(水上勝義)
2.基礎疾患と鑑別診断(粟田主一)
3.外来診察のこつ(田北昌史)
4.画像診断(松田博史)
5.今後の画像診断(工藤幸司)
6.診断マーカー(東海林幹夫)
7.実際にどう対応すべきか(羽生春夫)
8.認知症の予防総論(布村昭彦)
9.メタボリックシンドロームの関わり(松井幸子ほか)
10.茨城県利根町での認知症予防対策事業(村田啓子ほか)
11.アルツハイマー病前駆状態住民の地域での予防実践(山田達夫)

□新たな注目点
1.前頭側頭型認知症の初期診断(繁信和恵ほか)
2.DLBの初期診断(小坂憲司)
3.Vascular MCI(織田雅也ほか)
4.漢方薬への期待(荒井啓行)
5.運動介入(加藤守匡ほか)
6.軽度認知障害に対する薬物介入:今後の方向性(岩坪 威)
7.病理学的観点からの軽度認知機能障害(齊藤祐子ほか)

□忘れてはならないポイント
1.心理テスト(児玉千稲)
2.軽度認知機能障害としての高次脳機能障害(船山道隆ほか)
3.独居者における認知機能障害(藤本直規ほか)
4.若年認知症の初期(宮永和夫)
5.うつと軽度認知機能障害(楯林義孝)
6.軽度認知機能障害と医療経済(白岩 健ほか)

【連  載】

■診療の秘訣■
血圧管理に難渋した降圧薬治療患者の対策(築山久一郎)
シルエットサイン(平松慶博)
自己免疫性肝炎と原発性胆汁性肝硬変症の“オーバーラップ”症例の治療(高橋宏樹)

■私の処方■
慢性緊張型頭痛の漢方療法(宮上光祐)
自傷行為をくりかえす青年期患者の不眠(松本俊彦)
腎障害をともなう高血圧(河野雄平)
心房細動(小宮憲洋)

■診療のコツ■
後頭葉てんかんと高振幅光駆動反応(高橋剛夫)

■カンタンにできる脳波判読■第13回
認知症とその周辺(2)(東間正人)

■判例から学ぶ日常診療のクリティカルポイント─外来編─■ケース22, 23(日山 亨ほか)