Modern Physician 25-4 性同一性障害の診かたと治療 
山内 俊雄 企画編集

2005年発行 B5判 118頁
定価(本体価格2,500円+税)
内科系総合雑誌
その他執筆者など▼
内容の説明▼
性同一性障害の専門家が臨床に即した形で診療法を解説。
患者を取り巻く環境について,心理・社会面、法律面から迫る。
知識を深めるだけでなく、患者との問答でも役立つ「Q & A」集も収録。
おもな目次▼

【今月のアプローチ】

□性同一性障害とは一歴史と概要(山内俊雄)

□性同一性障害の診かた(阿部輝夫)

□性同一性障害の診断(加澤鉄士)

□性同一性障害の治療と予後
1.精神療法の実際(塚田 攻)
2.ホルモン療法の実際(石原 理)
3.手術による治療(高松亜子ほか)

□ジェンダークリニックの取り組みと実態
1.埼玉医科大学(加澤鉄士)
2.札幌医科大学(池田官司ほか)
3.大阪医科大学(堀 貴晴ほか)
4.関西医科大学(織田裕行ほか)
5.岡山大学(佐藤俊樹ほか)
6.長崎大学(中根秀之ほか)

□性同一性障害を有する者の心理・社会的問題(山本 蘭)

□性同一性障害者の支援
当事者に対する社会的支援──誰の,何を支援していくのか(東 優子)

□性同一性障害と法
性同一性障害者の性別の取扱いの特例に関する法律(針間克己)

§Q&A§(性同一性障害を理解するために)
●性同一性障害とその周辺症状の違いについて
・性同一性障害と性嗜好障害(山内俊雄)
・性同一性障害と同性愛(山内俊雄)
・性同一性障害周辺症状について(山内俊雄)
・性同一性障害,性別違和症候群,性転換症(山内俊雄)
●患者さんの家族からよくある質問/精神科
・性同一性障害の治療(塚田 攻)
●よくある質問/形成外科
・手術,術後,術後の生活習慣,入院,復職,費用,予後,アフターケアーなど(高松亜子ほか)
●患者さんからよくある質問/ジェンダークリニック)
・受診の方法(織田裕行ほか)
・ホルモン療法までの通院期間(織田裕行)
・治療の適応(織田裕行)
・治療の費用(織田裕行)
●当事者の思い
・性同一性障害を有する者の苦脳(山本 蘭)
・性同一性障害者特例法(山本 蘭)
・性同一性障害を有する者が望む社会(山本 蘭)
・性同一性障害の完治(山本 蘭)

【連  載】

■診療の秘訣■
抗てんかん薬ゾニサミドのパーキンソン病に対する効果(松尾秀徳)
言語発達障害の診かたとリハビリテーション(青柳陽一郎)

■私の処方■
誤嚥性肺炎の予防(田中正美ほか)

■こんなときどうする一日常生活で役立つ,ちょっとしたヒント■
透析はしていない糖尿病性慢性腎不全の54歳の患者.変形性腰痛症による著明な痛みがある場合,非ステロイド性抗炎症薬をレギュラーに使用してよいか.その場合何を選んだらよいか.あるいはそのほか,腰痛の対応法はあるか(海津嘉蔵)

■新臨床研修医に対する指導の実際■
case 2 北野病院の場合一スーパーローテーターの手記一(前川秀継ほか)

■アメリカの医療制度とその現場■第8回
サラソタ記念病院の例─患者の満足度向上と病院の経営(後編)(河野圭子)

■目でみる膠原病■
ニューモシスチス肺炎を契機に成人呼吸促拍症候群を併発した間質性肺炎合併関節リウマチの一例(天野浩文ほか)
高齢で発症した全身性エリテマトーデスの一例(金田和彦ほか)